ジェネリック医薬品って何が違うの?

ジェネリック医薬品って何が違うの?

先発品と徹底比較

【所要時間:約5分】 対象:薬に興味のある方・ご家族の薬を管理されている方

「ジェネリック医薬品に変えませんか?」と薬局で聞かれたことはありませんか?名前は聞いたことがあるけど、実際に何が違うのか、本当に大丈夫なのか、不安に感じる方も多いと思います。

ジェネリック医薬品と先発品(オリジナルの薬)の違いを、わかりやすく丁寧に解説します。「どちらを選べばいいの?」という疑問にも、しっかりお答えします。

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品(オリジナルの薬)の特許が切れた後に、他のメーカーが同じ有効成分を使って製造した薬のことです。

有効成分・用法・用量・効能・効果は先発品と同一であることが、国(厚生労働省)によって審査・承認されています。つまり、薬としての効き目は同じと考えていただいて問題ありません。

先発品との違いを比較

下の表で、主な違いをまとめました。

比較項目先発品(オリジナル)ジェネリック(後発品)
有効成分独自に開発先発品と同一
効き目・効能国が承認先発品と同等(国が審査・承認)
価格高め先発品の2〜7割程度
添加物・形状メーカーによる異なる場合あり(色・大きさなど)
メーカー数1社(開発した会社のみ)複数社から選べる

なぜ安いの?品質は大丈夫?

「安いということは、品質が悪いのでは?」と心配される方も多いです。しかし、安さの理由は品質の差ではありません。

先発品は、有効成分を一から開発し、長年にわたる臨床試験を経て承認されます。そのための研究開発費・審査費・マーケティング費がかかるため、どうしても価格が高くなります。

一方ジェネリック医薬品は、すでに安全性が確認された有効成分を使うため、大がかりな開発コストが不要です。その分だけ価格が低くなるという仕組みです。品質を下げているわけではありません。

■ 国の審査をクリアしています

ジェネリック医薬品は厚生労働省の審査を受け、先発品と同等の効果・安全性が確認された上で承認されています。製造工場も定期的に立入検査が実施されており、品質管理も厳しく行われています。

ジェネリックに変えると、どのくらいお得?

患者様の自己負担額(窓口で支払う金額)が、ジェネリックに変えることで大幅に減る場合があります。特に複数の薬を長期間飲まれている方ほど、節約効果が大きくなります。

【例】高血圧の薬を毎月処方されている場合(3割負担の方)

  • 先発品:月約1,500円
  • ジェネリック:月約600〜900円
  • → 年間で約6,000〜10,800円の節約になることも!

※薬の種類・処方量によって金額は異なります。詳しくは薬剤師にお尋ねください。

変えない方がいい場合もある?

基本的にはジェネリックへの変更は安全ですが、以下のケースでは慎重に判断する必要があります。

  • 添加物にアレルギーがある方(添加物の種類が先発品と異なる場合があります)
  • 飲み込みにくい方(錠剤の大きさや形が変わる場合があります)
  • 長年同じ薬に慣れており、変更に不安を感じる方

「やっぱり先発品の方がいい」というご希望があれば、遠慮なく薬剤師にお申し出ください。強制することは一切ありません。

まとめ

  • ジェネリック医薬品は、先発品と同じ有効成分・効能を持つ薬です
  • 価格が安いのは品質が低いからではなく、開発コストがかからないためです
  • 国の審査をクリアした、安全な医薬品です
  • 気になることは何でも薬剤師にご相談ください

 当薬局では、ジェネリック医薬品についてのご相談をいつでも受け付けています。「どの薬がジェネリックに変えられるの?」「変えた場合いくら安くなる?」など、お気軽にお声がけください。在宅調剤・施設調剤にも対応しておりますので、ご自宅や施設への対応についてもご相談ください。

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naoto