実は秋にも花粉が飛んでいる?秋花粉の症状と薬剤師が教える対策


「春の花粉症は落ち着いたのに、なぜか鼻がムズムズする」——秋になってもそんな症状が続いていませんか?実は秋にも花粉は飛んでいます。春とは異なる植物が原因で、気づかずに放置してしまう方も多いです。今回は秋花粉の特徴と対策を薬剤師の視点からまとめました。


① 秋花粉の原因植物は?

秋の花粉症の主な原因はイネ科やキク科の植物です。代表的なものとして、ブタクサ(8〜10月)、ヨモギ(8〜10月)、カナムグラ(8〜10月)、イネ科の雑草(6〜10月)などがあります。これらは春のスギ・ヒノキとは異なり、背丈が低い草花が多いため、地面に近い場所で花粉が飛散します。公園や河川敷、道端の草むらの近くで症状が出やすいのはそのためです。


② 春の花粉症と何が違うの?

秋花粉は春の花粉症と症状はよく似ていますが、いくつか違いがあります。飛散量は春のスギ・ヒノキより少ないため症状が軽めに出ることが多く、「風邪かな?」と勘違いしやすいです。また飛散エリアが局所的なため、場所によって症状の出方が大きく変わります。さらに秋はダニやカビのアレルギーとも症状が重なりやすく、原因の特定が難しいことがあります。


③ 秋花粉の主な症状

くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻の症状は春と同様です。目のかゆみ・充血も起きやすく、皮膚のかゆみや口腔アレルギー症候群(ブタクサの場合、メロンやバナナを食べると口がかゆくなるなど)が出ることもあります。次の投稿で、花粉症の交差反応についてまとめるのでぜひご覧ください。

風邪との見分けるポイントとして、発熱がなく、同じ場所・同じ時期に毎年症状が出る場合は花粉症の可能性が高いです。


④ 日常生活でできる対策

外出時はマスクと眼鏡を着用することが基本です。河川敷や公園など草むらの多い場所はなるべく避け、外から帰ったら玄関で花粉を払い、すぐに洗顔・うがいをしましょう。洗濯物は外干しを避けて室内干しにし、窓を開けっぱなしにしないことも効果的です。


⑤ 薬による対策——市販薬の選び方

症状が軽い場合は市販の抗アレルギー薬(antihistamine)で対応できます。眠くなりにくいタイプ(第2世代抗ヒスタミン薬)が日中の使用には向いています。目のかゆみが強い場合は点眼薬を併用するのも効果的です。ただし症状が強い場合や市販薬で改善しない場合は、耳鼻科や内科への受診をおすすめします。薬の選び方で迷ったときはお気軽に薬剤師にご相談ください。


まとめ

秋になっても続く鼻水やくしゃみは、風邪ではなく秋花粉が原因かもしれません。原因植物の飛散時期を知り、日常の対策と適切な薬の使用を組み合わせることで、症状をぐっと抑えることができます。日常生活上、眠くなりづらいものを選択してほしい!など何か気になる症状があれば、まず薬局スタッフに相談してみてください。

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naoto